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eスポーツ『ロケットリーグ』の世界大会に東京ヴェルディが出場中

現地時間8月4日から、米テキサス州で開催されている人気eスポーツ『ロケットリーグ』世界大会に、アジア太平洋(APAC)北の代表として日本の東京ヴェルディが出場している。

ロケットリーグは3対3のチーム戦で行われ、空飛ぶ車を操作して相手チームのゴールにボールを叩き込む、サッカーのようなイメージのeスポーツだ。シンプルなルールゆえ誰でも簡単に始められるゲームとして人気が出た一方、eスポーツとして世界中でプレイされており、日本国内でも全国高校eスポーツ選手権など多くの大会の競技タイトルとして取り入れられている。

仮想通貨でベットをするという楽しみ方も

スポーツは実際にプレイをする他、観戦することに大きな楽しみを見出す人も多いが、日本で最近人気が出てきているもう一つの楽しみ方に、スポーツベットがある。スポーツベットは特に、海外でサッカーへのベットが非常にポピュラーであるが、日本国内からアクセスできるブックメーカーでも、サッカーや野球などの人気スポーツだけでなく、eスポーツをはじめとした膨大な数の競技にベットすることができる。これらブックメーカーは、リアルマネーの他、モバイルデバイスから仮想通貨でもベットできるなど手軽さが魅力で、当然今回のRLCSもベットの対象だ。

今回東京ヴェルディが出場するロケットリーグの世界大会『ロケットリーグ・チャンピオンシップシリーズ(RLCS)』のグラウンドファイナルはPsyonixが運営する公式大会だ。8月4日から開催されている本大会は21-22シーズンの集大成を飾る大会で、60万ドルもの優勝賞金が懸かる。

この『RLCS』の21-22シーズンでは、すでに秋、冬、春と3度の地域予選と世界規模でのメジャー大会が開催されてきており、今回のグランドファイナルではそれらの累計ポイントによって、世界全体のポイント上位8チームと各地域ごとのポイントランキングによる16チーム、合計24チームが出場している。

アジア地域からの初代表となる東京ヴェルディ

本シリーズの参加枠にAPAC地域が加わったのは、第1回大会の2016年以来、今シーズンが初めてのこと。というわけで今回東京ヴェルディはグラウンドファイナルへの初のAPAC北代表として挑んでいる。その功績だけでも大きな意味を持つが、RLCSはこれまで欧米勢がリードしてきた現状があり、「欧州対北米」という構図ができている中で、この大会で上位に食い込むことは、決して簡単な道とは言えないだろう。

このグランドファイナルには、今シーズンの秋、冬、春の各スプリットを制したTeamBDS、G2 Esports、そしてMoist Esportsが全て出場してくる上、秋のスプリットで東京ヴェルディが惜しくも後塵を排したDignitasも出場する。APAC北のチャンピオンでありながら、この大会ではこれらのチームを抑えて上位に食い込んでいかなければならない挑戦者としての立場に近いだろう。

けれど東京ヴェルディも、新たなメンバーが加入するなど、この大会に向けて相当の準備を積んでいるはずだ。APAC地域からは南の代表としてGaimin Gladiatorsも出場しているが、共に世界の強敵たちと切磋琢磨し、今後の日本、そしてアジアにおけるロケットリーグの歴史を切り拓いていってほしい。

8月4日から開催中のこのグランドファイナル、7日までは各地域ごとのポイントランキングによって選び出された16チームによるワイルドカードラウンドが行われたが、9日からはそのトップ8チーム+世界全体のポイント上位8チーム、計16チームによるグループステージラウンド、そして最終日の14日、上位の8チームによるプレイオフが行われ、今シーズンの覇者が決まることになる。

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